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Last update:2014.11.13

【開催報告】佐渡元気の出る地域づくり講座

 2014年10月28日・29日、佐渡市において『佐渡元気の出る地域づくり講座』が行われた。この講座は、佐渡の地域づくりの人材育成を目的とし、地域おこし協力隊や地域支援員、地域づくり活動に関わりのある市民など、約15名が参加した。講師は新潟県NPO・地域づくり支援センターの大滝聡氏、小西明彦氏、中島明夫氏の3人である。
 3月に実施した『入門編』引き続き、ファシリテーションや地域おこしのための計画策定の手法などを体験的に楽しく学ぶことを主眼に行われた。

 初日の1コマ目は「地域づくり島カフェ」という手法で、各講師が担当する「私の悩みごと」、「私が目指すこと」、「私がほしいも」を受講生が発表。上がった意見を各講師が整理発表し共有を行った。

 2コマ目は、大滝氏による講義「地域づくりコーディネーターの仕事」が行われた。まちづくりコーディネーターになるためには、まちづくりのビジョンを描く力、まちづくりのプロセスを組み立てる力となる「構想力」と、関係する人や組織をつなぐ力、地域の約束事や社会のルールを守る力となる「調整力」が必要であると語った。

 最後は、「私が考える地域づくり」というテーマでインタビューゲームが行われた。聞き手と話してに分かれて相互に行うペアワークで、コーディネーターの基本的なスキルである「話す」「聴く」「記録する」を学んだ。

 2日目最初のプログラムは、初日のインタビューゲームの発表から始まった。インタビューを受けた本人が書いてもらった記事を読み上げるという発表の仕方で行い、地域づくりコーディネーターとしての基本技術の必要性を共有した。

 2コマ目は、講義「計画の作り方と参加の場の組合せ方」が行われた。このコマでは、理想とする未来像を具体的に描く「未来デザイン」の重要性を学んだ。

 3コマ目は地域づくりコーディネーターの用いるワークショップ手法で代表的な2つである「カードを使った情報集約」と「ファシリテーショングラフィック」の実習が行われた。

 まずは、カードを使った情報集約。各グループにおいて、参加者各人の「佐渡の魅力」を主語・述語のある簡単な文章でカードに1つづつ書き出していき、それをグループ内で発表しながら出し合って類似したものを統合し、主語・述語のある説明文をつけ、これを繰り返しす。そして最後に各グループで1つの統合文(主文)を導き出し、全体で共有を行った。

 続いて、「ファシリテーショングラフィック」が行われた。模造紙の使い方、プロッキーの持ち方・使い方に始まり、アイコン作成、読み上げられた文章を記録するという基本を体験した。

 最後は、ファシリテーショングラフィックの実践演習を兼ねた会議シミュレーションが行われた。テーマは「佐渡の魅力をどのように発信していくべきか」。
参加者全員がファシリテーター役を務めるだけでなく、レコーダー(記録係)と話し合いの参加者という役割も交替(ローテーション)しながら進められた。   
講師からは、問いかけや議論のやり取りの仕方、参加者への気遣いや雰囲気のつくりの工夫、うなずきの大切などのアドバイが送られた。

 全体ディスカッションでは、参加者から実際の現場において想定される不安の声が寄せられた。不安はちゃんと伝わってしまうので自信をもって堂々と行うこと、そのためには十分な準備・訓練が必要で、それにはまずコーディネーターは聞くことが最も大事、ということが講師から伝えられた。

 今回の講座は3月の「入門編」に引き続きの開催だった今後、参加者個々の活動に活かされることはもちろん、参加者同士の連携により、少しでも多くの対話がそれぞれの地域で展開されることを期待したい。


(2014/11/12 にいがたNPO情報ネット http://www.nponiigata.jp/)  



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