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「昔遊び」ではない!進化するけん玉の魅力を発信する 新潟けん玉部GATAKEN 長谷川哲朗さん

「昔遊び」ではない!進化するけん玉の魅力を発信する 新潟けん玉部GATAKEN 長谷川哲朗さん  「もっとけん玉のかっこよさを広めたい、けん玉のイメージを変えたい」
 そう語るのは、「新潟けん玉部GATAKEN」の代表を務める長谷川哲朗さん。今回は、長谷川さんのけん玉への熱い思いを取材した。

 今、「ストリートけん玉」が世界的なブームとなっている。取材時、長谷川さんにけん玉を披露していただいたが、今までのけん玉の概念を覆す技の数々に初めてけん玉にかっこいいという感情を抱いた。

 「ストリートけん玉」を県央地区中心に広める活動をしているのが「新潟けん玉部GATAKEN」だ。プレーヤーの交流の場をつくり、新潟のけん玉シーンを盛り上げるために2016年に結成された。県内各地でパフォーマンスを披露したり、けん玉教室を開催したりしている。イベントを通してかっこよさを知ってもらい、けん玉を始めるきっかけ作りをしている。さらに、集中力を高めるために練習に取り入れたいから教えて欲しいといったスポーツチームからの依頼もあったそうで、楽しさだけではないけん玉の新たな可能性も感じる。

 GATAKENは10代が2人、20代が4人と若いメンバーで構成されている。楽しさを伝えることだけでなく、たくさんの若者がけん玉をしていることをアピールすることで広めていきたいそうだ。他県に比べ新潟はけん玉へイメージも含め、まだまだ遅れているという。まずは多くの人の目に留まり、そこから「昔遊び」というイメージを変えていこうとしている。

 職場の保育園に大量のけん玉があり、かっこいい技を子どもたちに披露したら喜ぶのではないかと思ったことが活動を始めたきっかけだったそうだ。同時期に海外の人たちがかっこよくけん玉をプレーする動画を見ていたこともあり、その魅力に惹かれ練習を始めた。全くの未経験だったが、ゴールのない楽しさや技の種類の多さ、奥深さにどんどんのめり込んでいったという。動画を見たり、県外でのイベントに参加するなどして、技を磨いていったそうだ。

 ひたすら一人で練習をし続けていたある時、大阪で開催された講習会に参加した際に、初めて色々な世代の人たちと夜通しけん玉をする経験をしたことで、みんなで楽しむことを知ったという。新潟にも大阪で経験したような、みんなで楽しむ環境を作りたいと思うようになって、誰かがやるのを待っていても仕方がないと1年半前、GATAKENを発足させた。

 現在GATAKENは、県内のイベントなどに精力的に参加してきた甲斐もあって、多くの団体、学校などから声がかかる。「去年参加させてもらったところから今年もお願いしますと連絡をいただけると、すごくやりがいを感じるしワクワクする」と長谷川さんは語る。

 また、県内だけでなく全国のプレーヤーと交流してきた縁で、2017年末のNHK紅白歌合戦への出場にもつながった。けん玉愛好家で有名な、演歌歌手の三山ひろしさんが歌っている後ろで、「大皿」を124人連続で成功させるという、ギネス世界新記録に挑戦するメンバーの一人に誘われた。残念ながら、新記録は達成できなかったが、歌手でもない限り人生で二度と経験できないようなことを味わうことができた。そして、こんなにも多くのけん玉プレーヤーがいることを全国にアピールすることができたのが何より嬉しかったという。

 そして、けん玉を普及する活動をしながらも、1人のけん玉プレーヤーとして更なる高みを目指す努力も続けている。「みんなの前でかっこ悪いところは見せたくないから、夜中の2時まで練習していることもある」と長谷川さんは言う。グループ内でも他のメンバーが自分にはできない技をできるようになった時には、悔しいと思いまた練習をする。今でもその繰り返しだ。

 「とにかく老若男女、お年寄りから子どもまで、みんなで楽しめるかっこいいけん玉を大勢でやりたい。今は小学生の女の子も大勢いるけど、今後は10代、20代、30代の女性も増やしていきたい。女性が増えれば、けん玉のイメージも明るく華やかになるんじゃないか」という。そして、「まずは県央地区でストリートけん玉の人口を増やし、後々は新潟県全体に広めたい」と、「ストリートけん玉」の普及がもっぱらの目標だ。

 ますます活躍の幅が広がる「GATAKEN」のパフォーマンスを見るために、ぜひ一度、足を運んでみてほしい。きっと、あなたもけん玉を始めたくなるだろう。

・新潟けん玉部 「gataken」(ウェブサイト)
http://niigatakendamateam.wixsite.com/gataken

・新潟けん玉部 「gataken」(Facebook)
https://www.facebook.com/niigatakendamateam/

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