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「新潟から広がるソーシャルビジネス〜社会貢献とビジネスをつなげる秘訣〜」 株式会社バウハウス 代表取締役 肥田野 正明 さん

「新潟から広がるソーシャルビジネス〜社会貢献とビジネスをつなげる秘訣〜」 株式会社バウハウス 代表取締役 肥田野 正明 さん  新潟市障がい者雇用認定事業所である株式会社バウハウス代表取締役の肥田野正明さんは、「にいがたエキナン会」副理事長としても活動している。新潟駅南口を拠点として、新潟の活性化を図るために様々な活動を行っている肥田野さんにお話を伺った。

 新発田市に生まれ育った肥田野さんは、OA機器メーカーへの就職、その後建物関連の仕事を営む父の勧めから、今のビル清掃会社を立ち上げた。30代の時に経営者仲間のつながりの中で、「社会起業家」という言葉に出会ったことがきっかけで、ソーシャルビジネスプランコンテストに参加した。ソーシャルビジネスとは企業経営の手法を用いて社会課題を解決することであるが、その開催にあたって、フェアトレードのビジネスを実践されている方の出会いやホームレス自立支援雑誌「ザ・ビックイシュー」の存在を知ったことが今の活動の始まりだったと語る。

 その後、新潟大学付属特別支援学校の職業学習の授業で、清掃についての講義を行った。当時の子どもたちは、働く意欲はあるのに市場が受け入れない、働く場所がないという就職難の状況下にあった。その状況を改善したいと、ソーシャルビジネスプランの考え方に拍車がかかり、熱い想いが込み上げてきたという。

 そして、新潟駅南口広場を活性化させるプロジェクト「にいがたエキナン会」に携わり、市民主導型の仕掛けを考え、障がい者就労支援プロジェクトとして、障がい者が作ったキャンドルを灯し就労に繋げる「キャンドルガーデン」を開催した。身近なことから社会貢献を始めることによって、地域活性化を図れるのではないかと開催したこのイベントが縁で、障がい者施設団体や障がい者アーティストとの関わりが生まれてくるようになったという。

 その他にも、エキナン会では、新潟市と協働して駅南「まちあるき計画」の実施やスポーツゴミ拾い大会の開催などを行っている。特に、地域住民にも非常に好評だったスポーツゴミ拾いは、行政の新人教育の一環としても実施することとなった。

 「スポーツゴミ拾いは、一人ではなくチームで協力し、戦略をたてながら競技することに意義があります。仕事の喜びをみんなと分かち合って欲しい。自分は一人じゃないという気持ちが芽生えればいいなという思いがあります。これからは、官民協働をどんどん作らないと、地域の特色を生かしたサービスができなくなる、行政と民間が協働して、常にパートナーや相談相手がいるということを学ぶ機会になればよいと思っています。」

 「エキナン会は少人数で運営しています。ストレスのかからない自由な活動が多く、そこから学ぶことは非常に多いです。メンバー各人が持っている心の奥に秘めている想いや自分には持っていない力が化学反応を起こし良いものが作られていく。この多様な人材が集まる社会貢献活動だからこそ、やがて持続可能型の社会貢献型ビジネスとして成熟していくのではなかろうかと考えます。」

 「今後は、企業のCSRとどのようにパートナーシップを組むかということを考えていきたいと思っています。そして、社会貢献はボランティアではなく、関わる人たちの間にWIN=WINが生れる新しい仕組みつくりを考えていかなければなりません。さらには、ソーシャルビジネスを成熟させて、もっとたくさんベンチャーを生み出せる機会をつくり、人が活躍しやすい新潟を目指したいです。」

 今後は、新潟の資源である水辺、自然、まちの機能などが、シビックプライドになるであろうと語る肥田野さん。未来に向けて、みんなで新潟の価値、地域をつくっていければよいと熱い想いを持ち、様々な活動を続けている肥田野さん。これからどんな活動を展開していくのかとても楽しみだ。


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(2016/07/25  にいがたNPO情報ネット http://www.nponiigata.jp

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