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「阿賀野市に親子の居場所を〜子育ての経験を活かした地域貢献〜 〜子育て支援ボランティア「いちごみるく」代表 八木 美代子さん〜」

「阿賀野市に親子の居場所を〜子育ての経験を活かした地域貢献〜 〜子育て支援ボランティア「いちごみるく」代表 八木 美代子さん〜」  今年4月、阿賀野市に「あがの子育て支援センターにこにこ」がオープンした。阿賀野市が進める市民参加型子育てサービスの拠点としての役割が期待されている。その運営計画の策定委員としても活躍した、子育て支援ボランティア「いちごみるく」代表の八木美代子さんにお話を伺った。

 八木さんは阿賀野市で生まれ育った。地元で結婚し、10年間は2児の男の子の子育てに専念していた。その後、近所の歯科技工所の仕事などを続けながら子どもを育て上げ20年、今はお孫さんと一緒に3世代で暮らしている。

 退職後、何か地域に貢献したいと考えた時、独身時代に保母さんになりたい夢があったことを思い出した。その夢が叶えられなかったこと、子育ての大変さや楽しさを経験したこと。その経験から、何をしなければならないのだろうかと考えをめぐらせ、阿賀野市に「親子の居場所」をつくろうと、2008年に「いちごみるく」を立ち上げた。

 設立当初は、若葉町自治会の協力のもと自治会館で活動をしており、子育てママを対象に、月1回「お茶のみしませんか!」という会を開催した。回数を重ねるごとに、町外からの参加者が多く集い、阿賀野市の公民館事業と連携するタイミングも重なったことや、新潟県の協力もあり、拠点を水原公民館に移し、「花どけい」を立ち上げた。そこでは、より多くの参加者が集い、議員や他のボランティア団体の視察なども多く、とても活動的であったという。

 そして今は、2年間の会議を重ねて開設された「あがの子育て支援センターにこにこ」の1階のフリースペース、2階のボランティアルームを拠点として活動を続けている。

 「いちごみるく」では第2・4月曜日の月2回、子育て親子カフェ「花どけい」を開催している。子どもの成長に欠かせない「絵本の読み聞かせ」と「昔ながらの手遊び」を毎回かかさず8年間行っている。季節の行事や親子でのお弁当昼食会のほか、保健センター等で離乳食やことばの講座も開催しており、「こどものことばとこころの相談室」などで子ども達へのボランティア活動も行っている。

 八木さんは、できるだけお金をかけずに楽しく過ごすという考えのもと、助成金申請を行い、会費を徴収することなく、「いちごみるく」を運営している。おもちゃなどの備品もすべて、助成金でまかなっているそうだ。地域の人とのつながりを大切にしている八木さんの周りには、多世代にわたって協力者が多く集まってくるので、様々な方のアイディアや意見を積極的にとりいれて、楽しい企画を考え実現していくという。

 「毎回「花どけい」の参加者が固定しているので、新規の親子にどのように参加してもらうかを考えています。また、ボランティアの不足と高齢化が問題となっているので、学生ボランティアの活動を広げるために、高校など教育現場へのアプローチを行っています。」

 「この世に産まれてきた子どもたちには、のびのびすくすくと自由に育ってほしいと思って活動しています。そして、これからは子育てママへの傾聴にも力をいれていきたいと考えています。ママたちには常に心身ともに健康でいてほしい。そうすれば、子どもは自然と素直な子に育っていくと思います。社会福祉協議会とも連携して、心のケアに力をいれていきたいです。」

 あがの子育て支援センターにこにこが開設されたことで、今はほっと一安心していると語る八木さん。「花どけい」を10年続けていくことを目標に、たちどまりプランを練っているという。「ゆっくり楽しく、親子でコミュニケーションのとれる場にしていきたい」と語る八木さんの活動をこれからも応援していきたい。


・あがの子育て支援センターにこにこ
http://www.city.agano.niigata.jp/site/kosodate/16365.html

(2016/06/27  にいがたNPO情報ネット http://www.nponiigata.jp

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