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「いつか自分なりのまちづくりの提案ができる人になりたい」 〜NPO法人柏崎まちづくりネットあいさ 宮沙織さん〜

「いつか自分なりのまちづくりの提案ができる人になりたい」 〜NPO法人柏崎まちづくりネットあいさ 宮沙織さん〜  柏崎のまちづくり活動を行う団体を支援する「NPO法人柏崎まちづくりネットあいさ」(以下、「あいさ」)の職員、宮沙織さん。生活の困りごとから、まちづくりの相談まで幅広く行う活動の中で、宮さんの目指す姿を聴いた。

 柏崎では中越沖地震の復興を機に、住民による団体・NPOなどが次々に立ち上がっており、「地域を元気にしたい」との住民の想いは、震災から8年経つ現在も衰えていない。そうした流れを受けて、震災当時から復興支援活動を行っていた任意団体が2012年10月に「柏崎まちづくりネットあいさ」としてNPO法人格を取得。その際、宮さんも正式な職員として、「あいさ」で働き始めた。
現在、「あいさ」の事務局は4人体制で運営されており、全員20代の職員で、そのほとんどが、同じ大学の研究室の先輩と後輩の関係だ。

 「この仕事を始めた元々のきっかけは、任意団体で働いていた水戸部さん(あいさの現・事務局長)と大学時代に知り合ったことです。ある時、卒業生の水戸部さんが研究室の集まりに参加していたんですね。話しているうちに、大学近くの別俣地区まちあるきに誘われ、参加してみたらすごく面白くて。そこからほかの地域活動に参加しながら、柏崎の様々な地域へ足を運びました。その後、アルバイトを経て正式に一緒に働かせてもらうようになりました。」

 「あいさ」ではまちの課題に取り組む団体の支援を中心に、そのほか若者を対象とした地域の担い手事業(インターン、集落支援、大学での出張授業)、震災の復興支援事業(復興アーカイブ展、避難者支援プロジェクト)、まちづくり環境を整える事業(元気なまちづくり事業補助金、まちづくり元気塾)、など多様な事業を展開している。

 これらの活動の中で、宮さんの印象に深く残るものがある。柏崎に子どもを自然な状態で育てられる保育園を作りたいと夢を語る母親の相談から「子育て中の母親と社会のつながりをつくる」取り組みが始まった。

 宮さんはその母親と一緒に、「コミュニティづくり」→「定期的な活動の開催」→「未来ビジョンを持った組織へ整える」→「活動の拠点づくり」という実現に向けた大まかな流れを作成し、一つ一つクリアしながら、「親子の心と体と頭を育てる場所」をつくり出している。

 「1人の相談者に長い時間関わることで、「気付き」や「成功」などを一緒に体験できるので、それがこの仕事をする上での一番の喜びです。」、と宮さんは嬉しそうに語った。

 「大学時代に出会ったこのまちで暮らす人との関わりから、柏崎を楽しいところだと強く感じたことが、このまちで就職する大きな理由になりました。自分と同じように、学生たちにも『自分の住んでいるまち』は楽しいと気付き、残りたいと感じてもらいたいと思っています。また、事業によって1人の人に長期間関わることがあるので、相手が安心して話のできる場を作れたらと思っています。」

 学生時代、楽しそうにまちと関わる宮さんの姿を見て、恩師から「宮なりのまちづくりセオリーを、いつか作れば良いよ」と言われたことがある。この言葉は今でも宮さんの支えになっている。

「いつか、誰が見ても『宮の仕事だ』と分かるような、自分なりのまちづくりの提案ができる人になりたい」夢を語った宮さんの姿から、未来への希望が溢れていた。

・柏崎まちづくりネットあいさ
 http://npo-aisa.com/

(2015/7/29 にいがたNPO情報ネット http://www.nponiigata.jp

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