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『命の循環を教えてくれる。ヤギを通して畜産の楽しさを伝えたい。』 〜ごーとふぁーむ 佐藤剛さん〜

『命の循環を教えてくれる。ヤギを通して畜産の楽しさを伝えたい。』 〜ごーとふぁーむ 佐藤剛さん〜  村上市でヤギ飼育の楽しさを実践する農場を運営している佐藤剛さん。3年前までは主に防疫・家畜衛生を専門とした獣医師だった佐藤さんは、退職後、生まれ故郷である村上市に帰郷。環境・景観の保全や、楽しく有畜農業を実践する傍楽(はたらく)農塾『ごーとふぁーむ』を開設した。

 村上市川部の住宅街を抜けて山に向かうと、中腹に一軒の山小屋とヤギの飼育場が見えて来る。そこが佐藤さんの活動拠点だ。
 現在、搾乳用・除草用のヤギ・子ヤギ、合計13頭を飼育している。飼育場の奥には約18aの田んぼがある他、放牧地8a、林間放牧地20aを持ち、更に農場近くの用水や川の土手約1kmを借用し、ヤギの草刈、飼育場にあてている。

 佐藤さんはヤギを通して畜産・家畜の良さ、可能性を広めるため、傍楽農塾を「体験型の農場」として展開したいと考えている。
 特に「ヤギは搾乳もできるし、草を食べるので除草もしてくれます。新潟ではなじみがないですが、肉も食べられる。搾乳したお乳からはヨーグルトや石鹸も作ることができる、いろいろと利活用ができる家畜です。また、あまり知られていませんが、ヤギのお乳は、牛乳に含まれるアレルギー物質がないので、アレルギー持ちの子どもには良いんですよ。さらに、草刈りをしてくれて環境保全をし、命の循環も教えてくれる。こんなに色んなことをやってくれる動物は、中々いないと思っています。」

 また、「退職するまで、獣医師として家畜衛生や防疫の面から家畜を衛る仕事に従事して来ました。その知識や経験を活用すれば、畜産技術の普及や畜産の理解を広めることに役立てると考えています。」と佐藤さんは考えている。

 現在、ごーとふぁーむでは田植えの職場体験の受け入れや、ヤギによる除草の実証展示を行っている。今後はさらに、搾乳体験などをできる場にしたいという。

 「色々とやりたいことはあるんです。でも企画したり、実際にイベントを運営することは一人ではできない。そこで、柔軟な発想を持っている地元の若い人と一緒に何かできないかと考え中です。実は今、地元のNPOに若い素晴らしい方々がいるので協力を得るため話を持ちかけている最中なんですよ。」と佐藤さんは語る。

 「傍楽農塾」の名前の由来は、農業を通して周りを楽しくしたいという佐藤さんの想いから付けられた。これから色々なことが展開していく佐藤さんの活動に、今後も注目したい。

・ごーとふぁーむ あれこれ日記
http://gohsan.niiblo.jp/

(2015/6/22 にいがたNPO情報ネットhttp://www.nponiigata.jp

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