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「普通の人」の中にある輝きを伝えたい 〜人がつながるku-kanここラボ 主催・和田弘和さん〜

「普通の人」の中にある輝きを伝えたい 〜人がつながるku-kanここラボ 主催・和田弘和さん〜  新潟県内の保育園や幼稚園へ保育用の遊具販売を生業としている和田弘和さんは、仕事の他に朝活の主催や講演会の開催協力をするなど幅広く活動をしている。その活動の一つとして、毎月1度『メッセージ〜ここラボ講演会〜』と題して一般の人の講演会を開催している。著名人ではなく、あえて一般の人の講演会を定期開催する和田さんの想いを聴いた。

 普段から自己啓発系の講演会やセミナーに通っていた和田さんは、何回か通う内に他の参加者とも話すようになった。そこで、ある事に気付いたという。参加者自身が、日々の中で何かを感じて、それぞれに様々な体験をしながら生きている、という事だ。「講演会の主役の人生は確かに劇的な事がたくさんある。だけど、だからと言って普通の人の人生が何もない訳じゃない」
そう感じ始めていた頃、和田さんの主催する朝活で「上辺だけの話をするより、もっと深く他の人の話を聞いてみたい」という意見をもらった。朝活は限られた時間の中でテーマを決めて数人と話し合うのが定番のスタイルだ。もっと時間をかけて、一人の人の面白さを伝えられる何かが出来れば、という想いが固まり、一般の人の講演会を開催することを思いついた。それが『メッセージ〜ここラボ講演会〜』である。

 最初の講演は2012年の6月に40分の時間枠で30代の女性にしてもらった。本番の彼女はとても緊張していて、聴いている参加者が心配になるくらいしどろもどろだったという。一般の人が自分の人生を大勢の人の前で話す講演の特異さや初々しさは、今まで参加したどの講演会にもなかったもので、主催の和田さんにとってとても新鮮だった。参加者からも「こんな講演会は見たことが無い。逆に面白い」と好評を得た。この反応を得て、『メッセージ〜ここラボ講演会〜』は隔月開催で行うようになり、現在は毎月1度開催するようになった。
 講演者は、銀行員、団体職員、契約社員などの社会人や、市民活動を行う主催者や高校生など、幅広いジャンルの人々が揃う。人前で話す事に慣れている人、慣れていない人、パソコンを使って仕事のプレゼンテーションのように講演する人、ホワイトボードに絵を描きながら話す人など、講演の進め方にもそれぞれの個性が出た。これまで20人近くの人がここラボで講演を行ったが、印象の重なる人は一人もいなかった。

「話す事が無い人なんていないし、人前で話せない人なんていない。みんながちゃんと自分の人生を生きている。普通の人生だって十分ドラマチックだし、とても輝いている。多くの人と多くの人生を共有する事で、自身の輝きに気付いてほしい」この気持ちが、和田さんがここラボ講演会の開催に込める願いである。

最後に、記事を読む方に伝えたい事はあるかと聴くと「ぜひ、僕に会いに来てください。ここラボ講演会に来て、多くの人と出逢ってほしい。そして普通に生きていることの面白さや、自分自身や周りの人の輝きに気付いてほしいと思います」そう言って、和田さんは胸を張った。その時に見せた力強い笑顔が、とても眩しかった。


(2014/2/28  にいがたNPO情報ネット http://www.nponiigata.jp

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