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子どもたちの参加でまちに活気が生まれる いきいき春日野 谷健一さん

子どもたちの参加でまちに活気が生まれる いきいき春日野 谷健一さん  新潟県上越市春日野にある「いきいき春日野」は、高齢者の健康づくりと、「顔」の見える気軽に交流できる場づくりを通じ、まちづくりのきっかけとすることを活動の目的とする市民団体。吹奏楽・合唱コンサートや音楽鑑賞、体操やヨーガ、介護予防運動、上越市内の地域間相互訪問交流などのイベントを開催することで、地域の活性化にも貢献している。この団体のリーダー長を務めるのが、谷健一さんだ。
 いきいき春日野では「出会い」「ふれあい」「めぐりあい」をモットーとしており、「きっかけは大切に 気持ちは素直に伝える」「活動を通じて 一緒に楽しみ」「ふれあいを通じて 新たな仲間づくり」を活動の想いとしている。

 今は上越市春日野に住んでいる谷さん、もともとは岐阜県大垣市出身で、仕事では転勤することが多く、単身赴任をしていたこともあったそう。そのため、地域ごとの文化の良さを楽しみ、新鮮な目線で発掘することができた。
 今の活動に出会うきっかけは、定年後に自分の健康づくりをしようと考え、上越市役所を訪ねた。その後、健康づくりリーダーの制度を知ったことだった。健康づくりリーダーは町内会と密接に関係を持ち、その地域の健康増進を推進する役割で、上越市によって設置されている。谷さんがその健康づくりリーダーの長になったのは、平成18年だ。自主活動団体として活動していた団体の名称もこの年、「いきいき春日野」と決定し、町内助成金以外に個人会費制度を導入するなど持続可能な活動基盤も整備した。今では、年間のイベント実施は25回を超え、平成23年度までの延べ参加者数は3200人を超えた。
 
 様々な団体や機関と連携して、健康測定の実施や体力づくりのメニューを整備し地域に提供する一方、参加者が出会いやふれあいを感じられるような音楽交流イベントも実施してきた。中でも、春日中学校と上越教育大学の吹奏楽団や合唱部による合同演奏会「いきいき春日野ふれあいコンサート」は、平成23年度から行われており、とても盛況だ。演奏を聴く側はもちろん、演奏する側の交流も促進され、オープンな地域づくりに一役買っている。

 地域の課題を改善するときに、学校や子どもたちにまずその課題に気づいてもらうことで、地域の大人の関わり方も変わってくるのだという。
 「コンサートで歌った“故郷(ふるさと)”の歌詞カードは、町内の84歳のおばあちゃんが挿絵付きで書いてくれた。お孫さんも小学生なので、一緒にコンサートを楽しむことができましたし、歌詞カードは地元の大学生にも好評で欲しいという声もあがった。世代や立場を超えて気持ちをみんなで共有できること、参加している意識が持てるということは良いことだと思う。春日野地域に限らず、学校や子どもたちが、もっと地域とオープンに交流するために相互の工夫や努力が大切だと感じている。」

10/10には、春日小学校の六年生と3回目となる交流イベントとに「ギタ−合奏団」の演奏、そして、10/24には、おかあさんコーラス全国大会で優秀賞を受賞した女性コーラスグループ「ぶらんこ」さんの演奏会が開催される。会場・時間は、いずれも、「かすがのこどもの家」で、午前10時から。ぜひ興味のある方は参加されてはどうだろうか。
(問合せ いきいき春日野 谷 025-524-6734)

 最後に、谷さんにとって印象深いという、いきいき春日野ふれあいコンサートでのエピソードを紹介したい。コンサートでは、運営ボランティアとして地域の小学生も参加してくれた。受付で来場者全員に挨拶をし続けた子どもが、その後、文集に次のように書いてくれた。
 “来た人全員にあいさつをするのは、かなり大変でした。しかし、みなさんがこのコンサートを楽しみに来ています。そこで、「私たちのあいさつを聞いて、もっと吹奏楽が楽しみになってほしい。」と思いながらあいさつをがんばりました。”
 「関わった人たちがみんな嬉しくなるような内容で、文集を頂いた時はとても嬉しかったです。地域のみんなでこうした子ども達を見守り、学校でも、地域でも、自然に挨拶が交わせる嬉しさを感じました。」と、谷さんは、地域全体で子どもたちを育むということの大切さを満面の笑顔で語ってくれた。

(2012/9/24  にいがたNPO情報ネット http://www.nponiigata.jp

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