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隣にいる人を大切にする気持ち 新潟薬科大学 石井恵美子さん

隣にいる人を大切にする気持ち 新潟薬科大学 石井恵美子さん  今年、新潟薬科大学に災害ボランティア部が創設された。昨年から団体としての活動は活発に行われており、学内の有志の学生が顧問教諭の指導の下、東日本大震災の被災地でのがれき清掃、わかめ養殖場やいちご農家の再建支援、被災地商品の見本市の手伝いなどを行っている。この部の初代部長を務めるのが、石井恵美子さんである。

 石井さんは、新潟薬科大学の3年生。勉強の傍ら、公益の視点から、ボランティアやサークル活動、校外での活動に積極的に取り組んでいる。災害ボランティアの他にも、社団法人新潟青年会議所が主催する若者の夢応援プロジェクト「新潟Dreamプロジェクト」への参加や、大学の友人達と行う畑サークルでの農作業、大学祭でのボランティア展示やラジオ番組の制作など、その活動は多岐に亘る。

 その中でも、カンボジアにある孤児院の子どもたちへ帽子や衣服を送るという活動が特に印象深いという。昨年末に山梨県で知り合った女性との出会いがきっかけで、この活動への支援をSNSを通じて友人に声掛けしたところ、150着近くの服と帽子、寄附金が集まった。行動を起こすことで、善意が形となることを経験し、出会いや巡りあわせの不思議、行動に想いを込めることの大切さを実感した。
 そんな石井さんのルーツは、中学の時に学校に置かれていた募金箱。一年で貯まったお金は多額ではなかったが、そのお金で発展途上国にいる一人の子どもが学校に行けるということを知って、心が動いたという。その時期に、テレビで見た海外の映像で、貧しいながらも生命力にあふれた生活をする人たちの姿を見て、何か自分も応援したいと思った。カンボジアのプロジェクトを経験して、こうした自分の中に昔からあった気持ちに改めて気付かされた。

 9月17日には、「新潟Dreamプロジェクト」での、夢プランのプレゼンが待っている。プレゼンは企業向けのもの。この発表に向け、今は、メンターやサポーターからのアドバイス、激励をもらってプランをまとめている。今までの経験を踏まえて、海外での活動や弱い人に勇気を与える活動への支援を視野に入れていきたいと考えている。
 「みなさんもみなさんができること、それぞれができる範囲で手助けを必要としている人の力になれることを思い描いていただけたら嬉しいです。それは、隣にいる人を大切にするとか、身近な人への優しさでもいいと思います。みなさんそれぞれの想いがあると思うので、ちょっとした共感や、ちょっとやってみようかなと思った時、その想いを大切にして、ぜひ一歩を踏み出して何か行動にうつしてほしいと感じています。」そう語る石井さん、好奇心に満ちた笑顔と話しぶりがとても印象的だった。

(2012/8/20  にいがたNPO情報ネット http://www.nponiigata.jp

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