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宗派や分野を超えたネットワークで命を守りたい 野田 尚道さん

宗派や分野を超えたネットワークで命を守りたい 野田 尚道さん  平成21年に千葉県から認証され全国で活動を行っているNPO法人自殺防止ネットワーク「風」。「平成の駆け込み寺」になりたい、と宗派を超えたお寺のネットワーク組織として日本で初めてつくられ、自殺志願者や自殺者遺族に対する相談所として活動をスタートした。

 村上市在住の野田尚道さんは、自身が住職を務める東岸寺を解放し、この活動に参加している。野田さんは、同法人の理事長を務める篠原鋭一氏と10数年来の付き合いがあり、共にインドに行くなど、その人柄と行動力に感銘を受けていた。昭和62年から東岸寺を継いだ野田さんは、地域で自ら命を絶つ人がいたことや、またこうした方の葬儀を行うこともあり、何かできることはないかと考えていた。「お寺は、生きているうちに来てほしい」と願う野田さんは、篠原さんがこのネットワークを作ろうとしている話を聞き、すぐに新潟相談所の担当に手を挙げた。

 平成24年3月現在、野田さんの他に新潟県内でこのネットワークに参加するお寺は、佐渡と三条にも増えた。同ネットワークのウェブページに、都道府県ごとに電話、FAX、メールのいずれかと、住職の個人名が公開されている。「相談の方法は、訪問やメールなどお寺によって様々なので、利用する人は自分にあったやり方で連絡をとれるようにしている」と、野田さんはこの活動の柔軟性と多様性を多くの人に伝えたいと願っている。

 「僧侶だけで集まっていても限界がある。苦しんでいる人、困っている人の悩みは、どこかでみんなつながっているので、異業種とのつながりも持っておきたい」と、野田さんはNPOや弁護士会、薬剤師会が主催している自殺対策の勉強会や講演会などに積極的に出向き、自らの活動を伝えて歩いている。「多様な業種とネットワークが、一人の命を守るという解決につながるはず」と野田さんは語っている。

NPO法人自殺防止ネットワーク「風」ウェブサイト http://www.soudannet-kaze.jp/

(2012/3/21  にいがたNPO情報ネット http://www.nponiigata.jp

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