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避難者の声に耳を傾け、寄り添いを続ける「見守り相談員」 伊奈川 正さん

避難者の声に耳を傾け、寄り添いを続ける「見守り相談員」 伊奈川 正さん  新潟市では6月から、同市内に避難している方々の声を聞き、様々な支援情報を提供する「見守り相談員」を3名臨時雇用。伊奈川さんは、そのうちの1人として、中央区、江南区、秋葉区を担当している。

東日本大震災を受け、3月15日に同市内に自主避難した。荷物を詰め込んだ車で新潟市役所に到着。そこから目と鼻の先にある同市体育館に到着するのに1時間を要した。東京でサラリーマン生活を送り故郷の福島に戻って10年余、震災に見舞われた。「老後は地元でゆっくり暮らそう」という夢と財産を故郷に残したまま、覚悟の避難だった。

見守り相談員は「中高年にとってのライフライン」。若者は異郷の地に慣れるのは早いが、年齢を重ねるとそうもいかなくなる。ずっと地元で暮らしてきた方であれば尚更だ。「肉体、精神共にダメージを受けた方に、同郷の人が訪ねに来る。同じ避難者として痛みをわかってあげられる存在だと思う」故郷で悲惨な体験を共有しているからこそ、避難者は伊奈川さんに心を開く。

避難者支援については「避難者の生活基盤を整えることが第一」。そのためにも、避難者の話を聞き、情報を伝えることが欠かせない。地元の新聞を見るだけでも心が落ち着くと言ってくれる人もいる。「そのような人の為にも、寄り添い続けなければならない」伊奈川さんの目に力がこもった


(2011/7/26 にいがたNPO情報ネットhttp://www.nponiigata.jp/) 

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