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「人のつながりは宝」〜高橋志保子さん〜

「人のつながりは宝」〜高橋志保子さん〜  新潟市西区平島にあるココロのリラクゼーションルーム「Polaris(ポラリス)」は、カラーカードを使いながら気軽なカウンセリングを受けることのできる場所。気分に合わせてカラーカードを選んで話をするので、占いを受けているような気持ちになる。

 「かしこまった形式のカウンセリングではなく、海外にある教会のように、生活の一部としてカジュアルにカウンセリングが出来るような場所を作りたかった」と、カウンセラーの高橋志保子さんが温かい笑顔で話す。

 高橋志保子さんは新潟生まれの新潟育ち。大学生活は県外で過ごす!と思い受験を控えていたが、ちょっとしたキッカケで新潟の大学に進学することになった。その後の経歴はとても興味深い。大学を卒業後、新潟で幼稚園教諭・OL・スタイリスト・営業・イベントディレクター等で様々な経験を積んだ。20代で結婚し、留学生を家庭で引き受けようと考えた頃、国際教育交流団体「公益財団法人AFS日本協会」(以下、AFSという)の事務局運営の手伝いを始めた。その後もずっとボランティアとして活動に参加し、40代になった現在は、新潟支部 で副支部長として活躍している。

 副支部長としての仕事は多岐にわたる。ホストファミリーの開拓、日本にやってきた留学生が、日本での学校生活を円滑に行うためにホストスクールとの調整、週に1回の日本語指導の手配、キャンプ等のレクリエーションの実施。その中には、地域との交流を深めるためのイベントも企画される。高橋さんをはじめ、活動に携わっている人はほとんどがボランティア。そのため、AFSでは活動の前には必ずボランティアに関する心構え等に関する研修を受けるそうだ。

 これまでの経験と人脈が生かされる大きな出来事があった。3月11日に起こった東日本大震災。高橋さんたちは「新潟で出来ることを」と考え、「救援物資 バックアップセンター新潟」を有志の仲間で立ち上げ、運営した。3月18日から4月10日までの間、顔の見えるつながりを生かして確実に支援していきたいと、福島県会津への支援を中心に、救援物資を新潟から送り続けた。その中で高橋さんは、全国から送られてきた荷物を、現地で配布しやすいように仕分けた。更に、活動報告が出来るよう、ボランティアと一緒に送られてきた荷物の数をその都度まとめてきた。

 「支援してあげたい!その想いだけ先行しても現地に負担がかかることもあります。あくまでも主役は避難者と被災者です。彼らが必要としているモノを必要なだけ必要なタイミングで届けることが本当の支援だと思います。やれることは無限にあり、求められる支援も変わってきます。今後、長い期間の継続的な支援が必要です。まずは自分の出来る範囲のことから無理をせずに始めて欲しい」ボランティア活動を進めるには心構えが必要だそうだ。

 「人のつながりは宝」と話す高橋さん。
 「バックアップセンター新潟では、多くのボランティアさんが関わっていてくれたので、私は何もしていません」と高橋さんは言う。
 今回のボランティア活動に参加した人の多くが、同じことを言うのだろうと感じた。そして、今回繋いだ「絆」は一生の宝になりそうだ。

 高橋さんは現在、小学生のお子さんを2人育てるお母さん。これからも東日本大震災に関して新潟から出来る継続的支援の形を考えている。


ココロのリラクゼーションルーム Polaris
http://www.kokopola.com/
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(2011/4/28  にいがたNPO情報ネット http://www.nponiigata.jp

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