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学生だからできる社会への貢献がある−森真依子さん−

学生だからできる社会への貢献がある−森真依子さん−  栃木県日光市出身の森真依子さんは、新潟大学法学部に入学し、2009年11月に学生サークル「にいSR」を設立し、初代部長となった。「にいSR」とは、「新潟における社会的責任」を意味し、新潟をより住みよい地域にすることを目的に調査研究や勉強会を行っている。「学生だからできる社会への貢献がある」ということに気が付き始めた森さんに、活動をスタートさせたきっかけなどを伺った。

 森さんは、同大学に在籍する留学生のチューター※を2年ほど前から行っており、勉強だけではなく日本の文化や新潟の生活についてサポートすることで、自身も新潟のよさを実感することがあるという。「彼らとコミュニケーションをとるときは英語をもちいることも多い。将来は、英語を使った仕事ができれば」とも考えている。

 こうした異文化交流に対する想いをさらに強くした出来事として、2007年4月から、カナダのエドモントンに留学したことがあげられる。「住み心地がよくて、いい人たちにも巡り合えた。私は多くの人に支えられているんだなと、その時、実感することができた」と、森さんは当時を振り返る。当初8ヶ月の約束だったが、あまりに住み心地がよく、2ヶ月延長し2008年2月に帰国。海外の学生の勤勉さや、やりたいことが自由にできる環境基盤の違いなど、課題も見えてきた森さんは、「漠然とではありましたが、問題や課題を解決して人を助ける仕事をしたいという思いとそれを実現するには、社会のしくみや施策づくりが重要なのではないか。」と考えるようになっていた。

 その後参加した同大学の国際人権法のゼミで「企業と人権」について勉強するうちに、森さんはさらに考えが深まっていった。「はじめは多国籍企業や国連グローバル・コンパクトに関心があったのですが、CSRについて情報を集めているうちに、その可能性を強く感じていきました。一方、日本ではCSRについて概念が広すぎて理解が得にくいことや、中小企業では取り組みにくいという課題もわかりました。そんな時、CSRに取り組むNPO法人新潟NPO協会の活動に興味を持ち、同協会の研修やセミナーに参加しました。その後もいろいろ相談に乗っていただき、学生である私たちでも学んだことを活かしてできることがあるのではないかと考えました。」このような思いから森さんは当時一緒に学んでいたゼミの仲間に声をかけ、サークル化するために動き出した。

 部員は全員4年生だったため、就職活動と同時に動かなければならず、ミーティングの他にメーリングリストを活用したやりとりも行った。「この活動を通して、新潟(地元)のために将来何かしたい!と考えるようになる部員が出てきました。また、様々な人とお会いすることができるのも魅力。私たちのやりたいことを応援してくれた多くの人の協力を無駄にすることがないよう、進んでいきたいし、私も後輩たちにできる限りのことを残していけたら」と語る森さん。「にいSR」に新入部員も加わり、今年から部長を3年生に譲った森さんだが、後輩の育成に力を注いでいる。

※チューター:大学等で学ぶ外国人留学生に対して、大学等が選んだ学生をチューターとして配属し、勉強や生活のサポートなどを行う。ティーチング・アシスタントなどとも呼ばれる。

新潟大学法学部にいSR部のブログ
http://blog.canpan.info/niisr/
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(2010/07/26 にいがたNPO情報ネット http://www.nponiigata.jp/

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