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「地元を盛り上げたい、私の役割はごみを減らすこと」      〜樋口 世史子さん〜

「地元を盛り上げたい、私の役割はごみを減らすこと」      〜樋口 世史子さん〜  十日町市で生まれ育ち、現在は十日町市役所に勤務する樋口世史子さんは、豪雪JAM、野外イベントでのリユース食器の貸し出し、大地の芸術祭でのボランティアなど、様々な市民活動に関わるバイタリティ溢れる方だ。「様々な活動に参加していますが、きっかけは大地の芸術祭です。大地の芸術祭で、美大生が中心に関わっている『こへび隊』というボランティアグループがあるのですが、そのメンバーに地元の同級生が参加していて、ご縁あって『こへび隊』に参加することになりました。」

 「こへび隊」の活動を機に市民活動にハマった樋口さんは、フジロックフェスティバルで行われたごみ削減プロジェクト「ごみゼロナビゲーション」にも参加した。「こういったイベントに参加すると、“おっ!”と思うような面白い出会いが必ずある」と、市民活動に参加する醍醐味を語る。「ボランティア活動や市民活動と言われるものって、人との繋がりや、仕事では得られないノウハウを身につけることが出来る。そんなところに魅力を感じています。“ボランティアって楽しい!”って思いますね」そんな樋口さんを「おっ!」と思わせる出会いが、「ごみゼロナビゲーション」にもあったようだ。「地元の先輩がこのプロジェクトの主催団体『A SEED JAPAN』で活動していて。ほんとに色んなところで繋がりを感じます。今ではその先輩が立ちあげた『PIG★UP』という団体で、野外イベントでのリユース食器の貸し出しを行っています。因みに名前の由来は、ごみを拾うピックアップと、PIG(豚)をかけています。なぜPIGかというと、先輩が養豚場で働いていて、豚が大好きだったので。それだけです(笑)」と、嬉しそうに話してくれた。団体の名称からも、活動を楽しんでいる様子が伺える。

 「PIG★UP」の活動には、賛同してくれる方々が沢山いるそう。「野外イベントなどで食品の提供を行っているブースに食器を貸し出しているのですが、来場者の皆さんが非常に協力的ですね。発泡スチロールの食器を使い捨てて、軽トラック1台分もあったごみが、リユース食器を扱い食器を返却してもらうことで、ごみ袋1つ分にすることができました。長岡からのとあるイベントからもお声がけをいただいたこともあり、沢山の方から支えてもらっています」

 樋口さんは、ボランティア独自のノウハウや繋がりを魅力に感じながら、自然環境を守りたいという思いで様々な活動に参加している。「自然を守りたい、ごみを減らそう、という気持ちはありますが、ただエコを叫ぶのでは仕方ないと思っていて。イベントなどでお客さんに楽しんでもらえなければ意味がない。だから、お客さんがごみを減らす活動に自然に参加できるような仕組みが大切だと思っています」さっきまで笑顔だった彼女の顔が急に引き締まる。「そんな思いのもと、『豪雪JAM』では、MY食器を持参した方は、出店ブースの食品を100円引きにするという特典をつけました。100円って結構大きな額。お客さんからはかなりの反響をいただきました」ただ活動を続けるだけでは市民との距離はなかなか縮まらない。ともすれば第三者に終始してしまいそうな人達を、魅力的なイベントで惹きつけ、活動にさりげなく巻き込む、その手法には舌を巻いてしまう。そんなお客さんの立場にたったイベントづくりを継続するのには、更に深い思いがある。「最近十日町市は人口減少など暗い話題ばかりが先行している気がしていますが、魅力的なところが沢山ある素晴らしい土地だと自信をもって言えます。地元を楽しく盛り上げる、その中で自分の役割がごみを減らすことだと思っています」


PIG★UP http://pigup.exblog.jp/
豪雪JAM http://gosetsujam.com/
大地の芸術祭 http://www.echigo-tsumari.jp/



(2009/5/29 にいがたNPO情報ネット http://www.nponiigata.jp 

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