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背中を押す。ただそれだけ。 〜大橋功雄さん〜

背中を押す。ただそれだけ。 〜大橋功雄さん〜  地域復興支援センター・栃尾サテライトで、地域復興支援員をしておられる大橋功雄さん。日々栃尾地域の集落に赴きこの状況を肌で感じることで復興支援事業を行い、地域の活性化、新しい地域作りを目指し、栃尾地域の元気づくりに貢献している。

 集落に赴きコーディネートする顔はプロそのもの。そんな大橋さんだが「実は今年の4月から地域復興支援員として働いたばかりなんです。」と笑みがこぼれる。以前の職場を辞めて「フラフラしていた」ところ、この春に退職された栃尾の前支所長に声を掛けたられたそう。「何をしていいか本当にわからなかったので、とにかく栃尾の色んな地域に足を運ぶことからはじめました。直接のきっかけは前支所長のお声がけでしたが、生まれ育ったこの町を元気にしたい、なんとかしなきゃという想いは以前から持っていました。」

 地域を元気にするためのコーディネート。そんな初めての試みで右往左往していた大橋さん。「栃尾地域を回っていた中で、少しずつではありますが集落毎の現状や課題が見えてきたんです。」と真剣な面持ちで語る。
 「今は森上(もりあげ)と他の2つの集落を中心にお付き合いさせていただいています。やっぱり集落毎に、まちおこしに対する温度差はありますね。例えば、森上は役員の方々が非常に意欲的で、集落の人々と活発な意見交換が行われている。他の集落ではそうもいかない所もある。やりたくても、何から始めていいかわからないという集落もあります。」
 今でこそライフラインは確立され車で集落を行き来することができるが、昔は物も人も情報も行き来することは少なかった。このため自ずと生活圏内は住んでいる集落に限定され、ライフスタイルも全く違ったものになるのだそうだ。なるほどまちおこし一つとっても意識が違うわけだ。

 そんな全く違った集落を支援していく中で、大橋さんは気をつけていることがあるそう。「はっきり言って支援なんておこがましいことはしていません。もちろん地域復興支援員が集落に入り何か働きかけをするわけですが、僕たちが主導にならず集落の住民達が主導になるような、集落を尊重したまちおこしを心掛けています。というのも、第三者が介入してしまうと、集落の負担が増えてしまいかねない。だから集落に合わせて、できることからやっていこうと心掛けていますね。僕は背中を押す。ただそれだけです。」

 あくまでも黒子に徹する姿勢を貫いている大橋さん。これからはもっと視野を広くもっていこうと思っているそうだ。
 「今はまだ3つの集落しか手がまわってないんです。これからは栃尾全体に目を向けていきたいですね。栃尾のまちなかもシャッター街はいっぱいありますし、自分の生まれ育った場所が段々と老いていくところを見ていると、元気づけたくなります。あと、事務所も栃尾支所のなかにあるのだから、お役所の縦割りを越えていきたい。もっと色んなことを横断的に。大橋という名前だけに、橋渡しができればいいなと思っています。」と、照れながらも真剣に目標を語ってくれた。
 大橋さんが活躍することで地域がどのように変わっていくのか。とても楽しみでしょうがない。


(2008/6/20 にいがたNPO情報ネット http://www.nponiigata.jp 

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