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人にとっても動物にとっても住みやすい新潟へ-岡田朋子さん-

人にとっても動物にとっても住みやすい新潟へ-岡田朋子さん- 動物の保護を通じて会員1000人の輪を広げる「新潟動物ネットワーク」の中心にいるのが岡田朋子さんだ。歯科医院を営むかたわら、約7年間、新潟の動物保護活動に取り組んできた。

岡田朋子さんが、動物保護の活動に関わるきっかけは一枚のチラシだった。映画好きでよく足を運んでいたシネウインドで目に止まった、「動物園の動物は幸せなの?」というチラシのコピーに強く感じるものがあった。そのチラシは、地球生物会議ALIVEという非営利団体の作ったもので、畜産、動物園・水族館の動物、野生動物保護など人間と関わる動物の問題について考える団体のものであった。まずはそこの会員になることから始まった。3年ほどALIVEの会員として署名活動、パネル展示等に関わりながら、次の問題意識が湧いてきた。「知るだけでいいのだろうか?私にできることはなんだろうか?」と思い、身近な動物問題について活動はできないか?と考えるようになった。新潟でなにか活動をしたいと思ったが、新潟にその当時動物保護の活動をする団体は存在しなかった。そんなとき、動物保護団体が一同に会する「動物サミット」が名古屋で行われ、そこに仲間と参加をした。そのイベントに参加することで決心がついた「よし、新潟で身近な動物に取り組んでいこう!」平成13年7月に仲間とともに「新潟動物ネットワーク(以下NDN)」を立ち上げた。

動物保護に関する勉強会や、保健所訪問からはじめ、新潟における動物をめぐる現状を知ることになる。保健所で死を待つ動物たちは、コンクリートの狭い檻の中で最後を過ごす姿を見て、せめて最後だけでも、もっと穏やかな気持ちになって欲しいと保健所に毛布を送ることを始める。毛布を入れてあげることで、立ち尽くすだけの動物たちが、毛布の上でうずくまれるようになった。なにか少しでも役に立った気がして嬉しかったという。また、その後、イベントを通して2匹の里親を運よく見つけることもでき、私たちに何かできるかも知れないという気持ちを強くした。それから、保健所で死を待つだけであった動物たちの写真を撮り、チラシを作って里親探しをする活動を始めた。チラシを作っていろいろな人の手に渡ることで、「里親にはなってあげられないけれど…こんな現状があるのか、私にもなにかでいないだろうか」という声が聞こえてくるようになった。

NDNの目標として、ボランティアをしたくてもなかなか踏み出せないような人も参加できるような組織にしたいという気持ちがあった。みんながやれる範囲で、やれることをやっていければいいと思っている。また、NDNの活動に参加してほしいというだけでなく、日本社会のなかでこのようなボランティア活動がもっともっと活発になって欲しいとの願いがあった。NDNでは現在1000人の会員のうち、実際に活動をする会員が100名ほどいる。実際に動物の保護を担当するスタッフから、封筒作りを手伝うスタッフまで様々だ。みんなやれることをやれる範囲でやるというスタンスだからこそ、多くの人と関わりながら会を運営できている。


動物保護の活動をしていると、動物を救う活動をしているように見えるが、実は人間を救う活動につながっていると岡田さんは言う。動物の虐待などの問題も大きいが、動物を虐待する人は家庭の中で虐待を受けそれが連鎖していることも多い。
人間だけでなく、動物も大事な社会の構成員。動物たちは声を出して権利を主張することもできないのだから、彼らの存在をもっと大事にしていきたい。人にとっても動物にとっても住みやすい新潟にしていきたいですね。それが実現できたらNDNは解散です!まだまだ役割は残されていますが、早くそんな社会を実現したいと思います。

強いまなざしで、世界の環境・動物問題を見つめながら活動を続け、愛猫を穏やかな声で呼び寄せる岡田さんの姿と、人間と動物の幸せな社会のイメージが重なって見えた。

2007年11月18日(日)中央区東掘通「スペースN」にて猫の譲渡会が行われる。詳しくは、
「新潟動物ネットワーク」http://ndn-land2.picot.ne.jp/

(2007/11/12 にいがたNPO情報ネット http://www.nponiigata.jp



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